月曜日のスポーツ新聞のコンテンツは充実している。
プロ野球、メジャーリーグ、サッカー、ゴルフ、マラソン、格闘技、競馬、大相撲などの大きな大会は、大抵日曜日にあるためだ。通常よりも紙面数が多い日もある。
ところが、売価は一緒だから割安感は相当あり、納得満足の価値を提供している。
ということで月曜日の朝には、必ずスポーツ新聞を購入するようにしている。
その月曜日の『日刊スポーツ』紙で誤報があった。8月30日の紙面でサッカー日本代表次期監督に元アルゼンチン代表監督のホセ・ペケルマン(60)が決定的、とやってしまった。
同じ30日の午後3時頃には、元ACミラン監督でイタリア人のアルベルト・ザッケローニ(57)が日本代表監督に決まったことが他のメディアを通じて報じられ、『日刊スポーツ』紙は、赤恥をさらすことになった。
JRA(日本中央競馬会)のレースが開催され、馬柱が掲載される土曜日・日曜日と同じぐらい月曜日のスポーツ紙は良く売れているはずだ。
きっとスクープを焦った記者が勇み足を犯してしまったのだろう。これも月曜日ならではの醍醐味と受け止め、私は笑ってしまった。
ちなみに8月30日のスクープ合戦で見事、「アルベルト・ザッケローニ日本代表次期監督確定」を報じたのは『スポーツニッポン』紙。書いた記者は、さぞかし鼻高々だったろう。