2010年1月31日に「『絶対』という言葉を絶対使わない」という内容のBLOGを書いた。http://diamond-rm.net/articles/-/3791
中身については、上記をクリックして欲しいが、主旨は、「絶対」という言葉が使った瞬間に思考が止まってしまうから、使ってはいけないというものだ。
今回の福島第一原子力発電所の暴走を見るにつけ、改めて、「絶対」なんて使うモノではないと痛感する。
東京電力(東京都/清水正孝社長)は、「絶対に安全」と考えた途端に、さらなる安全対策を考えることをやめてしまった、と想像するに難くないからだ。
1000年に一度の大災害の可能性、1万年に一度の地殻変動の可能性、1億年に一度の何かの可能性…地球をいとも簡単に破壊することができる核燃料を使用するのであれば、やはり検討し、対策を打たなければいけなかった。
とここまでは結果論だから、福島第一原子力発電所については、事態の打開・終結に向け、政府も東京電力も血眼になって取り組む必要がある。
しかしながら、話はこれで終わらない。
2010年現在、日本に54機存在する商業発電用原子炉の安全確認である。
とくに、北米、太平洋、フィリピン、ユーラシアと4枚のプレートが重なる場所に位置する浜岡原子力発電所(静岡県)やフォッサマグナ付近に位置する柏崎刈羽原子力発電所(新潟県)のチェックと十重二十重の安全対策は優先的に実施してほしいところだ。
この期に及んで、「絶対」に「安全」とは誰にも言わせないし、日本国民の誰もが信じていない。