1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365(文響社発行)
著者:デイヴィッド・S・キダー/ノア・D・オッペンハイム/小林朋則(翻訳)
2018年に発刊された本書。2020年になったいまなお、多くのビジネスパーソンに人気である。
グローバルな時代、ビジネスだけではなくあらゆる場面で「教養力」が問われる。しかしこの「教養力」。深めるためには、一朝一夕で身につけられるモノではない。ではどうするか?毎日、無理なく教養力を養っていくことが重要であろう。
本書は、1日1ページ、それも10分もかからずに日々「教養」を高めていくことができそうだ。Introductionの中で著者は「ベッドのわきに置いて、朝に目覚めたときや夜に休む前に読むことを毎日の習慣としてほしい」と語りかける。
本書は、1ページごとに読み切りの構成となっており、月曜日は歴史、火曜日は文学といったように、毎日異なる7つの専門分野を学ぶことができる。毎日読んでいくと、各分野について、少しずつ理解を深めることができる設計だ。
また、ページの上段で概要を説明し、下段で詳細を説明するという構成になっている。昨今のインターネットのニュースや新聞のようなコンテンツの設計になっており、非常にわかりやすい。そしてページの最下段に豆知識。音楽や歴史の教科書では説明されていない、史上の人物の「人となり」を知ることができる。
ニューヨークタイムズベストセラーとなり、アメリカでシリーズ累計発行部数100万部を突破した本書。
寝る前の5分に入眠前の習慣として、おススメの書である。