[東京 27日 ロイター] – 総務省が27日発表した11月の完全失業率(季節調整値)は2.2%と、前月よりも0.2%ポイント改善した。ロイターが集計した民間調査機関の予測2.4%を上回る結果となった。
完全失業率は2018年1月以降、2.2─2.5%と約26年ぶりの低い水準で推移しており、総務省は「雇用情勢は着実に改善している」(幹部)と総括した。
就業者数(季節調整値)は6769万人と前月に比べ11万人増加。完全失業者数(同)は151万人と前月から15万人減少した。151万人は1993年1月(151万人)以来の低い水準。
原数値では、就業者数は前年同月比53万人増の6762万人と、83カ月連続の増加となった。
厚生労働省が発表した11月の有効求人倍率(季節調整値)は1.57倍で、前月と同水準だった。ロイター調査の予想とも一致した。