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完全失業率、11月は2.2%に改善 失業者数は約27年ぶり低水準

完全失業率のイメージ
総務省が27日発表した11月の完全失業率(季節調整値)は2.2%で、前月(2.4%)から0.2ポイント低下した。写真は1月23日、東京で撮影(2019年 ロイター/Issei Kato)

[東京 27日 ロイター] – 総務省が27日発表した11月の完全失業率(季節調整値)は2.2%と、前月よりも0.2%ポイント改善した。ロイターが集計した民間調査機関の予測2.4%を上回る結果となった。

完全失業率は2018年1月以降、2.2─2.5%と約26年ぶりの低い水準で推移しており、総務省は「雇用情勢は着実に改善している」(幹部)と総括した。

就業者数(季節調整値)は6769万人と前月に比べ11万人増加。完全失業者数(同)は151万人と前月から15万人減少した。151万人は1993年1月(151万人)以来の低い水準。

原数値では、就業者数は前年同月比53万人増の6762万人と、83カ月連続の増加となった。

厚生労働省が発表した11月の有効求人倍率(季節調整値)は1.57倍で、前月と同水準だった。ロイター調査の予想とも一致した。