[東京 8日 ロイター] – 厚生労働省が8日発表した毎月勤労統計調査(速報)によると、9月の実質賃金は前年比0.6%増と、前年同月を9カ月ぶりに上回った。名目賃金のプラス転換が実質賃金の押し上げにつながった。
名目賃金に当たる現金給与総額は前年比0.8%増の27万2937円で3カ月ぶりにプラス圏に浮上した。ボーナスなど特別に支払われた給与は同14.2%増の7900円となった。
基本給にあたる所定内給与は前年比0.5%増の24万5950円だった。残業代など所定外給与は同変わらずの1万9087円だった。