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【人口動態】 17年の出生数は94万6060人で過去最少、死亡数は最多更新

 厚生労働省が発表した2017年の人口動態統計によると、2017年の出生数は94万6060人で、前年から3万918人減少し、過去最少となった。一方で、死亡数は134万433人で3万2685人増加し、戦後最多を更新した。

 一人の女性が生涯に生む子どもの数に当たる合計特殊出生率は1.43で前年の1.44から低下。2年連続での低下となった。出生率は05年に1.26まで低下した後、06年から上昇傾向が続いていたが、ここ数年は1.4台でほぼ横ばいとなっている。

 出生数と死亡数の差である自然増減数は39万4373人の減少で、減少幅は前年より6万3603人広がった。都道府県別で、自然増減数がプラスだったのは4271人の増加となった沖縄県のみ。減少数がもっとも多かったのは北海道の2万8377人、次いで大阪の2万481人だった。自然増減率では、秋田県が10.1%減、青森県と高知県が7.5%減、山形県が7.4%減の順だった。