小田急百貨店は2019年春の完成を目指して大型改装を進めている町田店(東京都町田市)に大型専門店の「無印良品」と「ビックカメラ」をテナント導入する。
12月初旬に同店6階に売り場面積約1700平方メートルの無印良品が開業、19年春には7~8階にビックカメラが約4700平方メートルの規模で出店する。
郊外型百貨店は苦戦が続いており、三越伊勢丹は今年3月に伊勢丹松戸店(千葉県松戸市)を閉鎖、19年9月末には伊勢丹相模原店(神奈川県相模原市)と伊勢丹府中店(東京都府中市)を閉鎖することを決めている。
小田急百貨店は大型専門店の集客力を活かして、町田店の売り上げ回復を図る。
町田店の総売場面積は約2万5600平方メートルで、地下1階の食品売り場と地上9階のレストランフロアを除く各階で改装を進めている。10月3日は呉服・宝飾・時計やリビング・家庭用品などを取り扱う4階と5階が改装オープンした。