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イオン、営業利益は5.7%増の898億円、上半期最高益

 イオンが発表した2019年2月期上半期(18年3~8月)の連結業績は、営業収益が前年同期比2.3%増の4兆2664億円、営業利益が5.7%増の898億円だった。営業収益、営業利益とも上半期としては過去最高を更新した。純利益は2.5倍の105億円となった。

 GMS(総合スーパー)事業の営業損益は58億円の赤字だったが、最大規模のイオンリテールでは売価変更の削減やプライベートブランド商品の販売拡大で売上総利益率が0.2%改善したことに加え、経費削減効果もあり、赤字幅は30億円縮小した。SM事業では、ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスが仕入統合やシステムコスト削減などが進んで増益となったことなどから、営業利益は2.3%増の111億円となった。稼ぎ頭の総合金融事業の営業利益は3.0%減の319億円、ディベロッパー事業は8.2%増の254億円だった。前年同期に12億円の赤字だった国際事業は5億円の黒字に転換した。

 ドラッグ・ファーマシー事業から名称変更したヘルス&ウエルネス事業には、サービス・専門店事業からイオンボディやイオンフォレストなどを移管、営業収益は13.3%増の3948億円、営業利益は4.6%増の136億円となった。

 19年2月期通期の連結業績については従来予想を据え置いた。営業収益は前期比3.7%増の8兆7000億円、営業利益は14.1%増の2400億円、純利益は42.7%増の350億円を見込む。