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【米コカ・コーラ】英コーヒーチェーン最大手「コスタ」を買収

 米コカ・コーラは8月31日、英コーヒーチェーン最大手のコスタ(Costa)を買収することで最終合意したと発表した。コスタの親会社でホテルやレストランチェーンを展開するウィットブレッド(Whitbread)から、コスタの全株式を39億ポンド(約5600億円)で取得する。

 1971年にロンドンで創業したコスタは、英国を中心に中国など30ヵ国以上で4000店近くを展開している。給油所や映画館、駅・空港などに出店する小型店「コスタ・エクスプレス」が主力だ。

 コーヒー市場は世界的に成長しており、コカ・コーラはコスタを子会社化することで、「コスタ」ブランドのコーヒー飲料を発売することなどを検討する。日本の「ジョージア」など既存のコーヒー飲料とコーヒー豆の共同調達を進めるなどグループ全体での効率化も視野に入れる。

 コスタの2018年2月の売上高は13億ポンド(約1870億円)、EBITDA(減価償却前営業利益)は2億3800万ポンド(約340億円)だった。コカ・コーラは19年前半に買収手続きを完了する予定だ。