アマゾンジャパンは8月29日、「Amazon Pay（アマゾンペイ）」を使った実店舗での決済サービスを始めた。スマートフォン（スマホ）にダウンロードしたアマゾンショッピングアプリで表示したQRコードを店舗側のタブレット端末で読み取ると支払いが完了する。支払った金額は、アマゾンに登録しているクレジットカード経由で銀行口座から引き落とされる。
アマゾンペイはこれまでEC（インターネット通販）専用の決済サービスとして、アマゾンジャパンのECサイトなどに出店する業者に提供してきた。実店舗にもアマゾンペイのサービスを広げることでアマゾン会員の利便性を高める。
実店舗でのアマゾンペイによる決済システムは、NIPPON PAY（ニッポンペイ、東京都品川区）が開発。同社の子会社、NIPPON Tablet（ニッポンダブレット、同）のタブレット端末を導入した飲食店や美容室、衣料品店などで利用できる。
アマゾンペイを利用した場合の店舗側の決済手数料率は通常3.5％だが、2018年12月末までにアマゾンペイとニッポンダブレットの無料レンタルを申し込むと、20年末までの約2年間、決済手数料をゼロとするキャンペーンを実施する。キャンペーン期間中の手数料割引に関する費用はニッポンダブレットが負担する。