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余暇の市場規模、71.2兆円=23年、コロナ前には届かず―レジャー白書

観光客でにぎわう清水寺への参道「清水坂」
〔写真説明〕観光客でにぎわう清水寺への参道「清水坂」=2023年12月、京都市東山区(時事通信社)

 日本生産性本部が29日発表した「レジャー白書2024」によると、23年の余暇関連の市場規模は、前年比13.4%増の71兆2140億円となった。「観光・行楽」など、コロナ禍による落ち込みが大きかった分野が大きく伸びた。ただ、コロナ禍前の19年(72兆3070億円)には届かなかった。

 市場規模を分野別に見ると、「観光・行楽」は32.1%増の11兆3020億円。国内旅行の活性化と訪日客急増を背景に、ホテル、遊園地、旅行などが伸びた。ゲームなどの「娯楽」は12.6%増の48兆100億円。オンラインゲームがマイナスとなる一方、ゲームセンターは大きく回復。外食、カラオケボックスなども好調だった。「スポーツ」、「趣味・創作」もともに前年を上回った。