日本生産性本部が29日発表した「レジャー白書2024」によると、23年の余暇関連の市場規模は、前年比13.4%増の71兆2140億円となった。「観光・行楽」など、コロナ禍による落ち込みが大きかった分野が大きく伸びた。ただ、コロナ禍前の19年(72兆3070億円)には届かなかった。
市場規模を分野別に見ると、「観光・行楽」は32.1%増の11兆3020億円。国内旅行の活性化と訪日客急増を背景に、ホテル、遊園地、旅行などが伸びた。ゲームなどの「娯楽」は12.6%増の48兆100億円。オンラインゲームがマイナスとなる一方、ゲームセンターは大きく回復。外食、カラオケボックスなども好調だった。「スポーツ」、「趣味・創作」もともに前年を上回った。