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8月主要HC売上高動向 防災用品の需要高く、全社がプラス

ビバホーム内観
8月も気温が高い日が続き、冷房用品や冷感寝具等の夏物関連商品が好調だった

 主要ホームセンター10社の2024年8月の月次業績が出揃った。既存店ベース売上高前年同月比で、全社がプラスとなった。全社が前年同月の売上高を上回るのは、コロナ禍の2020年12月以来。

 8月も気温が高い日が続き、冷房用品や冷感寝具等の夏物関連商品が好調だった。また8月8日の南海トラフ地震臨時情報発表に伴い防災用品の需要が高まり、月末の台風10号による備えとして、土のう袋や飛散防止フィルムなどが売上を伸ばした。

 曜日回りも前年同月より休日が1日多かったことも影響した。コーナン商事によるとこの影響は+0.87%だったとしている。

 DCMホールディングスの全店ベースの売上高は、2023年12月から、吸収合併したケーヨーの売上を含めている。ハンズマンは23年10月に「松原店」をオープンしており、同店の売上高が全店ベースでの売上増に貢献している。

主要HCの8月の売上増減(速報値) %

社名/業態 既存店 全店
売上高 客数 客単価 売上高
コメリグループ計 3.2 ▲ 0.9 4.2 4.5
PW 4.3 0.4 3.9 6.2
PRO 6.9 3.1 3.7 44.4
H&G 2.5 ▲ 1.5 4.0 2.9
DCMホールディングス 5.9 ▲ 0.2 6.1 31.3
コーナン商事(連結) 8.1 3.8 4.1 12.0
アークランズ(専門店含む) 5.6 0.6 4.9 5.0
ナフコ 1.0 2.5 ▲ 1.6 0.9
アレンザホールディングス 5.6 1.2 4.3 8.9
内HC事業 6.1 1.5 4.5 9.3
ジョイフル本田 2.6 ▲ 1.5 4.3 2.9
ジュンテンドー(HC店舗) 5.0 0.3 4.7 3.7
ハンズマン 5.7 1.4 4.3 22.1
イオン九州(HC業態) 3.5 3.0