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H2O社長、訪日客取り込みへ=データビジネスにも意欲―株主総会

エイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングのロゴマーク
〔写真説明〕エイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングのロゴマーク (時事通信社)

 エイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングは25日、大阪市内で株主総会を開いた。荒木直也社長は急増するインバウンド(訪日客)について「大きなマーケットとして定着するのではないか」と期待感を示した。その上で、デジタル戦略を強化してリピーターになってもらうとともに、顧客データを活用したたビジネスについても意欲を見せた。 

 株主からは、競争の激しいスーパー業界での差別化に関する質問が出た。林克弘副社長は「(買収した)関西スーパーをどのように組み合わせてH2Oとしてのスーパーマーケット事業に生かしていくのか。(グループの)イズミヤ・阪急オアシスについてもニーズに合わせて差別化していかないといけない」と課題を語った。

 総会には株主366人が出席、所要時間は1時間54分だった。取締役選任議案など3議案を承認した。