【ニューヨーク時事】米住宅改装用品小売り大手ホーム・デポが14日発表した2024年2~4月期決算は前年同期比で減収減益だった。金利の高止まりや根強いインフレを背景に、消費者の節約志向が高まったことが響いた。売上高は市場予想を下回ったが、調整後の1株当たり利益はやや上回った。
25年1月期通期の業績予想は据え置いた。売上高は前期比約1.0%増を見込むが、1週間長い営業期間の影響が含まれており、これを除いた既存店での比較では約1.0%減となる見通し。
デッカー最高経営責任者(CEO)は24年2~4月期について「春の訪れの遅れや、一部の大型改装プロジェクトが引き続き軟調だったことの影響を受けた」と分析した。
◇ホーム・デポ(HD)決算の概要
24年2~4月期 前年同期
売上高 36,418 37,257
純利益 36,00 3,873
1株利益 3.63 3.82
(注)売上高と純利益の単位は100万ドル、1株利益は希薄化後、ドル。