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中国輸出、1.5%増=価格競争で伸び悩み―4月

中国・江蘇省連雲港市の港に積み上げられた輸送用コンテナ
〔写真説明〕中国・江蘇省連雲港市の港に積み上げられた輸送用コンテナ=1月12日(AFP時事)

 【北京時事】中国税関総署が9日発表した4月の貿易統計によると、輸出は前年同月比1.5%増加した。2カ月ぶりのプラスだが、価格競争の激化などを受け、伸びは小幅にとどまった。輸入は8.4%増だった。

 中国では、不動産不況に伴う内需の冷え込みを背景に多くの企業が輸出拡大を模索。激しい価格競争が起きている。4月の自動車輸出台数は3割を超える伸びを示したが、金額ベースでは3割弱の増加だった。 

 一方、輸入のプラスは3カ月ぶり。比較対象となる前年4月は主要な貿易相手の欧米で景気減速懸念が広がる中、大幅なマイナスだった。

 国別では、対日輸出は10.9%減、輸入は3.9%増。ウクライナ侵攻を巡って欧米から制裁を受けるロシア向けは輸出が13.6%減、輸入が19.2%増だった。