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中国物価、0.1%上昇=デフレ懸念根強く―3月

中国・上海の食料品店で買い物する人たち
〔写真説明〕中国・上海の食料品店で買い物する人たち=3月27日(EPA時事)

 【北京時事】中国国家統計局が11日発表した3月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比0.1%上昇した。伸びは前月(0.7%上昇)から大幅に鈍化。景気の冷え込みで需要低迷が続く中、物価下落が続くデフレの懸念は根強い。

 CPIのうち、旅行は6.0%上昇と、伸びが著しく鈍化。物価動向を左右する豚肉価格も値下がりした。価格変動が激しい食品とエネルギーを除いたコア指数は0.6%上昇。 

 中国では長引く不動産不況が景気回復の足かせになっている。2月は春節(旧正月)の影響で消費が一時的に盛り上がったものの、1~3月期のCPIは前年同期比で横ばいにとどまった。

 同時に発表された3月の卸売物価指数(PPI)は前年同月比2.8%低下。前年割れは18カ月連続。