2月13日にダイイチ(北海道)が発表した2024年9月期第1四半期決算(非連結2023年10月1日~12月31日)は、売上高が前年同期比5.6%増の133億8,500万円、営業利益は5.1%増の6億8,800万円で、それぞれ5%を超える増収・増益となった。
第1四半期は、出店戦略推進の取り組みとして、昨年11月に「すすきの店」をオープン。平日の来店客数は、同社が展開する店舗の中で最多となり、売上増に貢献。ダイイチブランド発信拠点としての役割も果たしている。商品力強化の取り組みでは、物価高による節約志向や多様化する顧客ニーズに的確に対応するため、量目も含めた商品のラインアップの見直しと拡充に努め、買い控えによる購入点数減少傾向に歯止め効果を上げている。また、地域別・店舗別のきめ細やかな販売戦略と顧客の期待に応える価格戦略の展開、サービス・接客向上への継続的な取り組みも功を奏し、増収をもたらした。
売上総利益率については25.8%となり、前年同期に比べて0.7ポイント改善。一方、販管費の売上高に対する比率は21.7%で0.7ポイント増加したが、営業総利益で8.3%増の36億円を計上し、5.1%の営業増益を達成した。
同社では今回の業績を踏まえ、通期業績予想を修正、売上高は前回予想から6億円減の347億5,000万円(前期比12.6%増)、営業利益は同3億円減の10億6,000円(同31.5%減)とした。