東京都江東区の豊洲市場に隣接する観光施設「豊洲 千客万来」が1日、オープンした。オープニングセレモニーで小池百合子知事は「市場ならではの新鮮で質の高い食を提供することによって、多彩な食の魅力を実感していただけると確信している」と述べた。
施設は、飲食店が入居する商業棟と、東京湾を望む露天風呂や展望足湯庭園がある温浴棟で構成。年間260万人の来客を見込む。
施設は当初、2018年から順次開業する予定だった。しかし、16年に就任した小池知事が旧築地市場の豊洲への移転延期を表明した影響などで着工が遅れた。
区内に住む無職男性(75)は「地方や海外の人も含めて誰でも来られる施設になってほしい」と話した。