雪印メグミルクは26日、植物由来の原料を使用した食品事業を始めると発表した。ブランド「プラントラベル」を新設。エンドウ豆を使ったヨーグルトや飲料計4商品を今年春に発売する。2025年度に60億円、30年度に200億円の売上高を目標としている。
エンドウ豆は乾燥させた種子を粉砕し、たんぱく質成分を抽出して使用する。同社は、エンドウ豆のヨーグルトは国内初としている。
雪印メグミルクによると、21年時点で代替ヨーグルトの市場規模は欧米で約1300億円と18年の約800億円に比べ1.6倍となり、増加傾向をたどっている。健康や環境負荷低減などへの意識の高まりが背景にある。同社は従来の生産基盤を生かし、植物性ヨーグルトの国内市場拡大を目指す。