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12月主要HC売上高動向 気温高めに推移して季節商品動かず、値下げも影響して苦戦

ビバホーム内観
前月は全国的に気温が低下して季節物商品の需要が伸びたが、12月は一転して気温が高めに推移したこともあり、各社とも苦戦を強いられた。

 主要ホームセンター(HC)1社の2023年12月の月次業績が出揃った。前月は全国的に気温が低下して季節物商品の需要が伸びたが、12月は一転して気温が高めに推移したこともあり、各社とも苦戦を強いられた。これまで客足の伸び悩みを客単価のアップでカバーしてきたこともあったが、値上げが一段落してきたことや年末の需要期に店頭価格を引き下げる動きもあったことも影響している。

 コメリによると、地盤にする日本海側において前年の大雪による季節商品の需要の反動もあったとしている。

 全店ベースでもマイナスのところが多く、14.0%増のDCMホールディングスは子会社化したケーヨーの売上を12月から含めているため(既存店ベースではケーヨーの売上を除いている)。また8.2%増のコーナン商事は6月に子会社化したホームインプルーブメントひろせを含めている。3.5%増のジョイフル本田は、6月に出店した「ジョイホン吉岡店」、10.8%増ハンズマンは10⽉にオープンした松原店の売上が影響している。

主要HCの12月の売上増減(%)

社名/業態 既存店 全店
売上高 客数 客単価 売上高
コメリグループ計 ▲ 6.7 ▲ 3.6 ▲ 0.1 ▲ 6.1
PW ▲ 3.9 ▲ 4.5 0.7 ▲ 3.3
PRO 3.1 0.4 2.7 27.8
H&G ▲ 8.4 ▲ 7.3 ▲ 1.1 ▲ 7.9
DCMホールディングス ▲ 0.9 ▲ 9.2 0.3 14
コーナン商事(連結) ▲ 2.3 ▲ 4.0 1.8 8.2
アークランズ(専門店含む) ▲ 3.5 ▲ 5.9 2.6 ▲ 4.0
ナフコ ▲ 7.8 ▲ 6.8 ▲ 1.1 ▲ 7.5
アレンザホールディングス ▲ 5.8 ▲ 6.1 0.3 ▲ 4.7
内HC事業 ▲ 6.7 ▲ 6.4 ▲ 0.4 ▲ 6.3
ジョイフル本田 ▲ 0.1 ▲ 1.8 1.7 3.5
ケーヨー ▲ 5.8 ▲ 6.8 1 ▲ 5.9
ジュンテンドー(HC店舗) ▲ 5.3 ▲ 6.1 0.9 ▲ 5.6
ハンズマン ▲ 3.4 ▲ 3.0 ▲ 0.4 10.8
イオン九州(HC業態) ▲ 6.5 -  -  ▲ 8.5

※コメリとコーナン商事の数値は速報値