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米年末商戦売上高が過去最高=3.8%増、消費底堅く

米ニューヨークの百貨店でセール商品を探す買い物客
〔写真説明〕米ニューヨークの百貨店でセール商品を探す買い物客=2023年11月(時事通信社)

 【ニューヨーク時事】全米小売業協会(NRF)は17日、NRFが年末商戦期と定める2023年11~12月の小売売上高(自動車、ガソリン、外食を除く)が前年同期比3.8%増の9644億ドル(約143兆円)と、過去最高を更新したと発表した。インフレが減速する中、消費の底堅さが示された格好だ。 

 22年までの3年間はコロナ禍での巨額の景気刺激策により、年末商戦期の小売売上高が高い伸びを示していた。23年の伸び率は鈍化したが、コロナ前の10~19年の平均(3.6%)に近い水準を確保した。

 NRFのチーフ・エコノミスト、ジャック・クラインヘンツ氏は「消費支出は23年を通じて極めて底堅く、堅調なペースの年末商戦で締めくくった」と指摘した。