【北京時事】中国国家統計局が31日発表した12月の製造業購買担当者景況指数(PMI)は49.0だった。前月から0.4ポイント低下し、景気の拡大・縮小を判断する節目の50を3カ月連続で下回った。
PMIの水準は6月以来6カ月ぶりの低さ。長引く不動産不況が引き続き景気回復の重荷になっていることを示した。全国的な降雪に伴う経済活動の乱れも景況感の悪化につながった。
項目別では、需要の強さを示す新規受注が48.7と、前月から0.7ポイント低下。雇用は47.9に下がり、1月以来11カ月ぶりの低水準。統計局は「企業は海外からの受注減と国内の需要不足に直面している」と説明した。
一方、同時に公表されたサービス業の動向を示す非製造業ビジネス活動指数は50.4と、12カ月連続で節目を上回った。前月からは0.2ポイント上昇した。