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米司法省、イーベイを提訴=環境に有害な違法製品販売・流通で、争う姿勢

イーベイ本社
イーベイ本社(時事通信社)

 【ニューヨーク時事】米司法省は27日、環境に有害な多数の自動車用部品、殺虫剤、塗料剥離剤の販売・流通で大気浄化法などの法律に違反したとして、米インターネット競売サイト大手イーベイを米ニューヨーク州ブルックリンの連邦裁判所に民事提訴したと発表した。イーベイは争う構えを示している。

 米メディアによると、制裁金は数十億ドルに達する可能性がある。司法省は米環境保護局(EPA)を代行して提訴した。

 司法省によれば、イーベイは、自動車が通常走行時に有害物質排出の抑制機能を弱める「ディフィート装置」、未登録で不正表示された殺虫剤、塩化メチレンを含む塗料剥離剤について、計数十万点の販売・流通に関する責任を問われた。

 一方、イーベイは「政府による今回の措置は全く前例がないものだ」と強調し、争う姿勢を示した。