阪神のセ・リーグ優勝を記念したセールが、阪神百貨店などで15日に始まった。阪神梅田本店では優勝年にちなんで2023万円のダイヤモンドネックレスなどのセットを販売。阪急オアシスなどグループの食品スーパーや、公式スポンサーの上新電機も福袋や特価商品をそろえた。
阪神梅田本店では18年ぶりの優勝を祝い、宝飾品のほか1800円の福袋や食事メニューを用意。ワイン1万本も特価で販売した。阪神百貨店全4店で21日までセールを続ける。
梅田本店では14日午後9時前に優勝が決まると急ピッチで準備が進み、15日も午前7時前から従業員が出社して開店に備えた。同店には約2000人の客が列をつくったため、開店時間を午前9時半に30分前倒しした。店内では阪神のロゴが入ったお菓子などに長い行列ができた。ただ、阪神が9月に入って11連勝と一気に勝ち進んだため、店内の公式ショップでは優勝記念グッズの販売が間に合わなかった。
小森栄司阪神梅田本店長は「前回優勝した2005年はセールの売り上げが30億円あった。今回も近いものを期待したい」と語ったが、優勝が決まった瞬間は「セールが大変なことになると思った」と本音を漏らした。
百貨店の地下入り口に午前4時半から先頭で並んでいた和歌山県岩出市の男性会社員は「優勝の瞬間をスマホでずっと見ていた。来年は2連覇してほしい」と話した。