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街角景気、2カ月ぶり改善=猛暑で夏物好調、判断は維持―7月

東京都内の歩道を歩く人たち
〔写真説明〕7月17日、東京都内の歩道を歩く人たち(AFP時事)

 内閣府が8日発表した7月の景気ウオッチャー調査によると、街角の景況感を示す現状判断指数(季節調整値)は前月比0.8ポイント上昇の54.4で2カ月ぶりに改善した。猛暑の影響で夏物の商品などの売れ行きが好調だった。基調判断は「緩やかに回復している」を維持した。 

 指数の内訳では家計動向関連が0.9ポイント上昇。「今月は猛暑日が続き夏物商材の動きが活発になっている」(近畿地方のスーパーマーケット)といい、小売り関連が3.5ポイント上昇。一方で暑さによる外出控えで飲食関連とサービス関連は下落した。企業動向関連は0.2ポイント、雇用関連は1.6ポイント、それぞれ上昇した。

 2~3カ月先の見通しを示す先行き判断指数は1.3ポイント上昇で3カ月ぶりの改善。新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが「5類」に移行したことに伴う、地域のイベントの復活に伴う人流増加や、インバウンド(訪日客)需要の拡大に期待する声が聞かれた。