三越伊勢丹ホールディングスは3日、2024年3月期連結業績予想を上方修正した。インバウンド(訪日客)の旺盛な買い物需要の拡大を織り込んだ。本業のもうけを示す営業利益は08年の統合後、過去最高となる350億円を見込んでいたが、さらに30億円上乗せの380億円とした。
コロナ禍の影響が落ち着いて国内客も回復し、海外ブランド品など高額品が売れている。売上高は5150億円(従来予想5100億円)、純利益は300億円(280億円)にそれぞれ引き上げた。 3日発表した23年4~6月期連結決算は、売上高が前年同期比16.8%増の1186億円、営業利益は約2.2倍の86億円だった。