【ロンドン時事】英政府は18日、丸紅や住友商事など日本企業が洋上風力発電といったクリーンエネルギー分野などに対し、約180億ポンド(約3兆円)を投資する計画だと発表した。先進7カ国首脳会議(G7サミット)出席のため訪日中のスナク首相は、日英が連携すれば「両国経済がさらに前進する」と歓迎した。
日本の英国への投資額は世界5位。英国の環太平洋連携協定(TPP)加入後はさらに拡大する可能性が高い。
英政府によると、丸紅はパートナー企業と共に今後10年間でクリーンエネルギー事業に約100億ポンドを投資する覚書を政府と締結。三菱地所と三井不動産は35億ポンドをかけ、ロンドンで住宅やオフィスビルなどを建てる。住友商事は英国での洋上風力発電事業を拡大するため、計40億ポンドを提携企業と投資する。