【北京時事】中国国家統計局が16日発表した4月の小売売上高は、前年同月比18.4%の大幅増だった。鉱工業生産は5.6%増。前年は新型コロナウイルス感染拡大を受けた上海市などのロックダウン(都市封鎖)でいずれもマイナスに落ち込んだため、その反動が出た。ただ市場予想には届かなかった。
小売売上高の伸びは前月(10.6%増)より拡大した。業種別では、新型コロナの影響を大きく受けた飲食が43.8%増と伸びが目立った。消費の柱となる自動車は38.0%増。しかし、家具や家電は1桁の伸びにとどまった。
鉱工業生産の伸びは前月(3.9%増)から拡大した。国内外の需要が低調で、伸び悩んだ。
幅広い投資動向を示す1~4月の都市部固定資産投資は前年同期比4.7%増。1~3月(5.1%増)から伸びが鈍化した。