大丸松坂屋百貨店は15日、冷凍グルメのサブスクリプション(定額制)サービスを開始すると発表した。月額6500円のコースなど三つから選べ、6~10品程度が毎月1回届く。コロナ禍以降、冷凍食品の人気が拡大する中、百貨店の「目利き」バイヤーが厳選した名店などの料理を提供することで差別化を図りたい考えだ。
サービスの名称は「ラクリッチ」。受注は16日正午から開始し、早ければ19日に届く。コースは他に月額9000円と1万2000円がある。扱う商品は「RISTORANTE HONDA」や「西洋銀座」など25ブランド。メニューは一部のみ公開し、残りは開けてからのお楽しみとなっている。
大丸松坂屋の沢田太郎社長は記者会見で、「人生が豊かになる提案をするのがわれわれの主戦場だ」と語った。オリジナル商品の開発や海外展開も目指す方針だ。