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米GDP、2.7%増に下方修正=消費が鈍化、10~12月期改定値

米ワシントンの街を歩く人々
米商務省が23日発表した2022年10~12月期の実質GDP(国内総生産)改定値は、季節調整済み年率換算で前期比2.7%増と、速報値(2.9%増)から下方修正された。(i-stock/Flory)

 【ワシントン時事】米商務省が23日発表した2022年10~12月期の実質GDP(国内総生産)改定値は、季節調整済み年率換算で前期比2.7%増と、速報値(2.9%増)から下方修正された。米経済をけん引する個人消費の伸びが大きく引き下げられた。プラス成長は2期連続。

 米連邦準備制度理事会(FRB)は22年、4回連続の0.75%利上げを含む、急ピッチの金融引き締めを進めたが、その影響が実体経済へ徐々に表れているもようだ。

 主な項目では、GDPの約7割を占める個人消費が1.4%増(速報値2.1%増)。一方、設備投資は3.3%増(0.7%増)に大幅上方修正された。

 住宅投資は25.9%減(26.7%減)と、FRBの利上げに伴う住宅ローン金利上昇を受け、大きな落ち込みが続いた。