トリドールホールディングスは1月18日、国内外食企業としては初めて「ZEB」(ネットゼロエネルギービル)認証を取得した「丸亀製麺 鈴鹿店」(三重県鈴鹿市)をオープンした。
高性能窓を採用するなどして断熱効果を高めたうえで、空調機器として電気式ヒートポンプと全熱交換器を採用。給湯にも電気式ヒートポンプ給湯器を導入し、制御機能付LED照明も設置するなどして省エネ性能を高めた。
そのうえで、太陽光発電パネルを屋根や庇(ひさし)、カーポートに設置、設計値で化石燃料などの一次エネルギー消費量を106%削減、国土交通省の指針に基づく第三者認証を取得した。ZEB認証取得に当たっては、北海道電力の支援を受けた。
丸亀製麺 鈴鹿店の延床面積は197㎡で、木造平屋建て。林業活性化を目的に内装には地元・三重県産のヒノキを使用。また、店舗で集めた食用油の廃油は、持続可能な航空燃料(SAF)の原料として提供する。