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中国物価、1.6%上昇=コロナで伸び鈍化―11月

中国 北京
中国国家統計局が9日発表した11月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比1.6%上昇した。(i-stock/dk1234)

 【北京時事】中国国家統計局が9日発表した11月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比1.6%上昇した。伸び率は前月を0.5ポイント下回った。厳格な新型コロナウイルス対策に伴う消費の冷え込みなどが響いた。

 中国の物価動向を左右するとされる豚肉価格が34.4%上昇と、前月(51.8%上昇)から伸びが大幅に鈍化。食品全体も3.7%の上昇にとどまった。豚肉などの調達量が多い大学や会社の食堂がコロナ対策強化を受けて閉鎖され、需要が抑えられたもようだ。

 卸売物価指数(PPI)は前月に続き1.3%低下した。景気悪化に伴う内需の低迷などが要因。