米著名投資家ウォーレン・バフェット氏の率いる投資会社バークシャー・ハサウェイが日本の大手5商社の株式を約1.2~1.7%買い増し、保有比率をいずれも6%超としたことが22日、分かった。株式への純粋な投資が目的という。5社は資源高や円安を受け、業績がいずれも過去最高の水準にあり、投資先としての魅力が高まっている。
21日に関東財務局に提出した変更報告書で判明した。バークシャーは子会社を通じ、三菱商事株の保有比率を5.04%から6.59%へ、三井物産株は5.03%から6.62%に引き上げた。他に買い増したのは伊藤忠商事、丸紅、住友商事。
バークシャーは2020年8月に初めて5社の株取得を公表した際、価格次第で9.9%を上限に買い増す方針を示していた。