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【キャンドゥ】18年11月期は2期連続の営業減益、家賃や運賃の負担増で

キャンドゥー
今期は引き続き積極的な出店を続け、店舗数を1048店舗に増やす計画。

 

 100円ショップのキャンドゥが発表した2018年11月期の連結業績は、売上高が前期比2.8%増の707億円、営業利益は10.7%減の18億5000万円、純利益は20.9%減の7億9800円と増収減益だった。営業利益と純利益は2期連続で減少した。

 

 新規出店は100店舗の計画に対して66店舗(直営50店舗、フランチャイズ15店舗、海外フランチャイズ1店舗)にとどまったが、既存店売上高(直営店)は0.4%の増収を確保した。期末店舗数は1008店舗となった。

 

 取引先と連携した商品開発の成果などで売上総利益率は0.1ポイント改善して38.6%となったが、家賃や物流費の負担が増加。この結果、販売管理費率が0.5ポイント上昇し、減益となった。

 

 今期は引き続き積極的な出店を続け、店舗数を1048店舗に増やす計画。SNSを活用した販促の強化などで需要創出を進める方針だが、営業利益と純利益は3期連続での減益を見込む。19年11月期の連結業績は、売上高が前期比2.5%増の725億円、営業利益が5.4%減の17億5000万円、純利益は9.2%減の7億2500円となる見通しだ。