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【ファストリ】9~11月期は増収減益、海外好調も国内ユニクロ事業が苦戦

ユニクロ
国内ユニクロ事業の18年12月の売上高(インターネット通販を含む)は、既存店ベースで前年同月比5.2%増となり、3ヵ月ぶりにプラスとなった。 写真は吉祥寺店

 

 ファーストリテイリングが発表した2019年8月期第1四半期(18年9~11月期)の連結業績(国際会計基準)は、売上収益が前年同期比4.4%増の6444億円、営業利益が8.1%減の1046億円、純利益が6.4%減の734億円と増収減益だった。

 セグメント別では、海外ユニクロ事業が増収増益と好調だったものの、国内ユニクロ事業が減収減益と苦戦、ジーユー事業とグローバルブランド事業も減益だった。

 国内ユニクロ事業は10月と11月に気温の高い日が多かったことから冬物商品の販売が振るわず、既存店売上高が4.3%減少した。値引き販売が増えたことで、売上総利益率も悪化した。この結果、売上収益は4.3%減の2461億円、営業利益は29.9%減の379億円となった。

 一方、海外ユニクロ事業は中国を中心に好調を維持、売上収益は12.8%増の2913億円、営業利益は12.6%増の525億円となり、売上収益、営業利益とも国内ユニクロ事業を上回った。

 19年8月期通期の業績予想は従来通りで、売上収益が前期比8.0%増の2兆3000億円、営業利益は14.3%増の2700億円、純利益は6.6%増の1650億円を見込む。

 なお、同日発表した国内ユニクロ事業の18年12月の売上高(インターネット通販を含む)は、既存店ベースで前年同月比5.2%増となり、3ヵ月ぶりにプラスとなった。気温の低下に伴い、防寒衣料の売り上げが伸びた。