カジュアル衣料専門店大手のしまむらは12月25日、代表取締役会長の野中正人氏(58歳)が12月末で退任すると発表した。体調不良により本人から辞任の申し出があった。野中氏の退任により、代表取締役は北島常好社長(59歳)のみとなる。
野中氏は2005年に社長に就任、18年2月に社長を退任し、会長に就いたばかりだった。
しまむらが同日発表した2019年2月期第3四半期累計(18年3〜11月期)の連結業績は、売上高が前年同期比4.0%減の4099億円、営業利益が41.3%減の206億円と減収減益だった。9月は雨が多く、10月から11月にかけては平年より気温の高い日が続いたため、秋冬物の販売が低迷した。主力のしまむら事業の既存店売上高は9.2%減と苦戦した。
19年2月期通期の連結業績については従来予想を据え置いた。売上高は0.9%増の5700億円、営業利益は8.1%減の394億円を見込む。