ローソンが発表した2018年2月期の連結営業利益は前期比10.8%減の658億円だった。新規出店効果などで売上高に当たる営業総収入は4.1%増の6573億円となったものの、販売管理費の伸びが上回った。
ローソンは自動釣銭機能付きの新型POSへの切り替えを進めており、減価償却費が増えた。事業セグメント別では、主力のコンビニエンスストア事業の営業利益が10.4%減の536億円、高級スーパーの成城石井事業が0.8%減の68億円、チケット販売などのエンタテイメント事業が3.4%減の38億円、海外などその他事業が51.2%減の14億円と全セグメントが減益だった。
ローソン単体でのチェーン全店売上高は4.1%増の2兆1104億円、既存店売上高は0.1%減、全店ベースでの平均日販(1店舗1日当たりの売上高)は0.7%減の53万6000円だった。
19年2月期の連結業績は、営業総収入が11.4%増の7320億円、営業利益は8.8%減の600億円と2期連続の減益となる見通し。