メニュー

【米アルバートソンズ】ドラッグストア3位のライトエイドと合併

 米スーパーマーケット(SM)大手のアルバートソンズは2月20日、米ドラッグストア3位のライトエイドと合併することで最終合意したと発表した。ライトエイドの株主や独占禁止法当局の承認を経て、2018年下期に合併を完了する予定。

 

 合併後の売上高は830億ドル(約9兆円)、減価償却前の営業利益(EBITDA)は37億ドル(約4000億円)を見込む。アルバートソンズは合併により最初の3年間で年間3億7500万ドルのコスト削減効果を期待できるとしている。

 

 ライトエイドは15年、ドラッグストア最大手のウォルグリーン・ブーツ・アライアンスとの合併で合意していたが、独禁法当局である米連邦取引委員会(FTC)の承認を得られず、17年に2186店舗と3ヵ所の物流センターをウォルグリーンに売却することで決着した。ライトエイドは現在、約2500店舗を運営、17年度の売上高は328億ドルだった。

 

 「アルバートソンズ」「セーフウェイ」「ボンズ」などの店名で35州にSMチェーンを展開するアルバートソンズは、サーベラス・キャピタル・マネジメントなどの投資家グループが保有する非公開企業だが、上場企業であるライトエイドと合併することでニューヨーク証券取引所に上場する。

 

 合併後の社名は未定だが、ライトエイドの会長兼CEO(最高経営責任者)のジョン・スタンドリー氏が合併会社のCEOに、アルバートソンズの会長兼CEOのボブ・ミラー氏は会長に就任する。