セブン&アイ・ホールディングス傘下のそごう・西武は８月25日、西武船橋店（千葉県船橋市）と西武小田原店（神奈川県小田原市）の営業を2018年２月末に終了すると発表した。
そごう・西武は国内で19店舗を営業しているが、地方店や郊外店の苦戦が続いており、不採算店の整理を進めている。10月には、そごう神戸店（神戸市）と西武高槻店（大阪府高槻市）をエイチ・ツー・オーリテイリングに譲渡することが決まっている。
西武船橋店は1967年の開業で、ピーク時の91年度には551億円の売上高があったが、直近の売上げ水準はその３割程度にまで落ち込んでいた。また、西武小田原店は2000年に開業したロビンソン百貨店小田原店を13年に西武に転換したが、営業不振に歯止めがかからなかった。
なお、西武船橋店については複合商業施設として再生することを検討する。