全国農業協同組合連合会（JA全農）は４月から食材セットと食品・日用品の総合宅配事業を佐賀県で始める。県下一円を対象に初年度で15億円の取扱高を目指す。順次、他県にも拡大していく予定。
夕食の食材を週３回届ける「食材宅配事業」と、食品・日用品を宅配する「JAくらしの宅配便」を組み合わせたサービスで、注文はインターネットやカタログ、タブレットを活用した訪問（御用聞き）で受け付ける。取り扱い品目数は、JAグループの食品スーパー「Aコープ」のオリジナル商品や全農ブランドの商品を中心とした加工食品が約1000、カット野菜や精肉、牛乳、タマゴなどの冷凍・冷蔵品が約80のほか、食材セットとおかずキット（包丁を使わずに調理できる素材キット商品）。
常温の商品はヤマト運輸が、冷凍・冷蔵品はJAさがの委託先が配送する。常温商品は１回の注文金額3600円以上、冷凍・冷蔵品は1000円以上で配送料が無料となる。不在でも商品を受け取れる宅配ボックスを無料で貸し出す。精算は組合員口座からの引き落とし、代引き、またはクレジットカード払いとなる。