調剤薬局最大手のアインホールディングス(HD、札幌市)は3月2日、2017年4月期の連結営業利益予想を15億円引き下げ、前期比1.2%減の148億円とした。
新規出店とM&A(合併・買収)の活用で積極的な事業拡大を続けているが、C型肝炎治療薬の処方減少と薬価改定による処方箋単価の下落が想定を上回っている。また、ドラッグストアを運営する物販事業において、首都圏での出店を増やしているが、出店および販売促進費用など先行投資負担が当初の予定を上回る。
17年4月期の連結売上高は従来予想を150億円下回る、前期比6.5%増の2500億円とした。
同時に発表した2016年5月?17年1月期の連結決算は、売上高が前年同期比7.5%増の1821億円、営業利益が4.1%減の95億円だった。