パルコは3月から在宅勤務制度を本格導入する。育児や介護で時間的制約がある社員は、週2日まで在宅勤務できるようにするほか、事務所勤務を併用して週15時間まで時間単位での在宅勤務も可能となる。
対象者は、中学校就学前の児童がいる社員や介護中の社員、継続して通院している社員、妊娠中の社員など。自宅から事業所の自分のパソコンにアクセスできるシステムを利用するなどして業務を行う。
パルコではこれまでも妊娠、出産、育児に関わる諸制度の充実を図り、産後休暇取得後の女性社員の復職率100%を達成した。
同社は今後も仕事と私生活を両立できる制度の拡充と社内理解の浸透を促進することで、2015年3月時点で11.1%だった女性管理職の比率を20年3月までに20%以上に引き上げることを目標としている。