カジュアル衣料専門店大手のしまむら(さいたま市)が発表した2016年3?11月期の連結業績は、売上高が前年同期比4.8%増の4284億円、営業利益は28.1%増の395億円だった。
主力のしまむら業態で、「裏地あったかパンツ」などオリジナル商品の売れ行きがよかったほか、プライベートブランドを「クロッシー」に集約して認知度を向上させた効果などが出て、売上総利益率が前年同期に比べて1.7ポイント改善した。品目数を削減して、値引き販売が減少した効果も出た。
既存店ではレイアウトを大幅に変更する改装を516店舗で実施、12月までの累計で既存店売上高は1.2%増とプラスを維持している。
17年2月期通期の連結業績は、売上高が前期比5.2%増の5742億円、営業利益は15.8%増の462億円を見込むが、第3四半期累計で営業利益の達成率は85.5%となっており、上振れの可能性もある。