サントリーは19日、市場拡大が続くノンアルコール飲料の商品拡充や魅力発信に取り組む方針を発表した。同社での販売量を2021年の約1600万ケースから、26年には2500万ケースに増やし、ノンアル市場に占めるシェアを50%に引き上げることを目指す。
12月6日から、忘年会シーズンを見据えて新商品「ノンアルでワインの休日(ロゼ)」、「のんある晩酌 ハイボール ノンアルコール」を発売する。ハイボールのノンアル飲料を販売するのは初めてで、「お客さまに選択肢を提供する」(担当幹部)という。新橋駅(東京駅)付近でノンアル飲料を楽しめるイベントも開催する。
サントリーの調査結果によると、21年のノンアル飲料の市場規模は、前年から15%増加し過去最大だった。15年から7年連続で伸長し、22年も拡大が見込まれているという。