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【全国百貨店】8月の売上高は6.0%減、今年一番の下げ幅

 日本百貨店協会が発表した全国百貨店の8月の売上高は、約4092億円で既存店ベースでは前年同月比6.0%の減少だった。前年実績割れは6ヵ月連続で、今年に入ってからでは5月(5.1%減)を下回る一番の下げ幅となった。

 

 台風などの天候不順と前年に比べて休日が1日少なかったことが重なり、客数が落ち込んだ。また、訪日外国人向けの免税品売上げも26.6%の大幅減で、5ヵ月続けて前年実績を割り込んだ。

 

 主要品目別では、主力の衣料品が10.7%減と消費増税前の駆け込み需要の反動減があった2015年3月以来、2ケタのマイナスとなった。化粧品が2.5%増で17ヵ月連続のプラスと健闘したものの、化粧品を含む雑貨は3.7%減、食料品(3.2%減)や身のまわり品(7.9%減)も前年割れだった。