日本通信販売協会の推計によると2015年度（15年４月?16年３月）の通信販売市場の売上高（速報値）は、前年度比5.9％増の６兆5100億円だった。伸び率は前年度の4.9％増を上回り、17年連続のプラスとなった。
楽天やアマゾン、スタートトゥデイ（ZOZOTOWN）など大手のプラットフォーム系企業が引き続き市場のけん引役となったほか、店舗小売業のインターネット通販強化、事業所向け通販のアスクルがヤフーと共同で手がける消費者向けネット通販「ロハコ」の売上げ急増などが成長を後押しした。
また、商品の配送・在庫管理、マーケティング支援など周辺サービスの充実でネット通販に参入しやすくなっていることも市場拡大につながっている。