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【アサヒ】 キリンとビール類など共同配送、鉄道コンテナを利用

 アサヒビールとキリンビールは7月27日、石川県金沢市に共同配送センターを開設して、関西にある両社の工場から鉄道コンテナを利用した共同輸送を行うと発表した。

 

 共同配送センターは日本通運が運営し、両社の製品を管理する。アサヒビールの大阪市吹田市の工場とキリンビールの神戸市の工場で製造したビール類やリキュール、清涼飲料水などを吹田市の日本貨物鉄道(JR貨物)の拠点に集め、金沢市まで鉄道輸送する。

 

 両社合わせて年間1万台相当の長距離トラック輸送を鉄道コンテナに切り替え、年間約2700トンの二酸化炭素排出量を削減できる見込み。トラックのドライバー不足の解消にもつながる。

 

 共同配送センターから卸などへの納品は両社の物流子会社がトラックで行う。2017年1月から石川県での配送を開始し、同年秋には富山県にも広げる予定。