日本政府観光局が発表した６月の訪日外国人客数は、前年同月比23.9％増の198万5700人だった。200万人には届かなかったが、６月としては過去最高を記録した。前年６月は中東呼吸器症候群（MERS）の影響で旅行需要が鈍化していたので、その反動増の面もある。
熊本地震の影響で前月は減少していた韓国からの訪日客数が38.1％増の34万7400人と大きくプラスに転じたほか、台湾（39万7800人）、香港（16万3100人）、米国（12万5400人）が単月として過去最高を記録した。
国・地域別で最も多かったのは中国の58万2500人（26.0％増）で、３ヵ月連続で50万人を超えた。
なお、今年上半期（１?６月）の累計では、前年同期比28.2％の1171万3800人となり、初めて半年で1000万人を突破した。