メニュー

【全国百貨店】 売上高が2ヵ月連続のマイナス、4月は3.8%減

 日本百貨店協会が発表した全国百貨店の4月の売上高は、既存店ベースで前年同月比3.8%の減少となり、2ヵ月連続で前年実績を下回った。


 

 円高や株価低迷で消費マインドが冷え込み、美術・宝飾などの高額品や主力の衣料品の売上げが低迷、これまでけん引役だった訪日外国人向けの免税売上げも9.3%減の約179億円と2013年1月以来、39ヵ月ぶりのマイナスに転じた。中国の輸入関税引き上げなどが背景にある。


 

 商品別では主要5品目のうち、雑貨(0.7%増)がプラスだったが、衣料品(6.3%減)、食料品(1.1%減)など4品目はマイナスとなった。


 

 地区別では10大都市とそれ以外の地区がすべてマイナス。全地区がマイナスとなるのは、消費増税前の駆け込み需要の反動減があった15年3月以来、13ヵ月ぶり。