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H2Oが役員人事発表、イズミヤの四條社長、代表権外れる 2016年6月22日付

 エイチ・ツー・オー(H2O)リテイリング(大阪市)は5月12日、6月22日付けで監査等委員会設置会社に移行するのに伴う役員人事を発表した。

 取締役の人数は現行の12人と変わらないが、新たに3人の社外取締役を起用、社外取締役は計4人となる。監査等委員は4人中3人が社外取締役となる。

 社外取締役の起用に伴って、阪食の千野和利氏会長、イズミヤの和田裕取締役常務執行役員ら3人がH2Oの取締役を退任、また、イズミヤの四條晴也社長は代表権が外れ、取締役となる。

 H2Oは4月1日付けで食品事業を統括する中間持ち株会社エイチ・ツー・オー食品グループを設立したが、イズミヤは7月をめどに不動産事業を切り離した上で、中間持ち株会社の傘下に入る。

 なお、同日発表したH2Oの2016年3月期連結業績は、売上高が前期比8.4%増の9156億円、営業利益が11.5%増の238億円だった。セグメント別では百貨店事業の営業利益が5.7%増の166億円、イズミヤも50.8%増の47億円と増益だったが、「阪急オアシス」を運営する阪食などスーパーマーケット事業の営業利益は22億円で4.8%の減益だった。